30位 『Avalon』Roxy Music 1982年
ロキシー・ミュージック最終作。初期中期のキッチュで攻撃的なグラムロックではなく、ブライアン・フェリーの独特のダンディズムを表現した上質なポップミュージックを展開して見せた後期最高傑作。
29位 『Rain Dogs』Tom Waits 1985年
アメリカのシンガーソングライター、トム・ウェイツが1985年に発表した代表作。実験的な曲と、本来トムが得意とする美しいメロディをもつ楽曲が不思議に調和し同居している一枚。キース・リチャード、マーク・リボー他、多数の著名ミュージシャン参加。
28位 『Parade』Prince & The Revolution 1986年
プリンス自らが主演、監督を勤めた映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』のサントラ。映画はボロクソに叩かれたが、アルバムは名盤…。
27位 『BGM』Yellow Magic Orchestra 1981年
バンドとしての大ブレイクの最中、作風の変化を見せた4枚目。本作、次作とサウンドも歌詞もより内省的、緊張感を孕んだものになっていく。
26位 『Café Bleu』The Style Council 1984年
当時人気絶頂にあったザ・ジャムを解散させてポール・ウェラーがミック・タルボットと組んだザ・スタイル・カウンシルのファーストアルバム。ソウル、ジャズ、ボサノバ、ラップと当時ウェラーがやりたかった事を詰め込んだ傑作。
25位 『Tin Drum』Japan 1981年
英ロンドン出身のニューウェーブバンドのジャパン名義での事実上のラストアルバムにして、独特のアートポップを極めて到達した最高傑作。
24位 『メシ喰うな!』 INU 1981年
今や作家としての方が有名な町田康が町田町蔵名義でボーカルとして在籍していたパンクバンドの唯一のアルバム。北田昌宏のフリーキーなギタープレイと当時18歳にも関わらず後の作家としての成功を思わせる鋭い言語センスが発揮された歌詞が魅力的な大名盤。
23位 『Hounds Of Love』Kate Bush 1985年
世界観はそのままにしつつもダンスミュージックの要素を取り入れ、批評的な成功だけでなく、商業的な成功も勝ち取った5枚目。A面にシングル曲を配置、B面はコンセプトアルバムになっている。
22位 『Sandinista!』The Clash 1980年
様々なジャンルを取りいれて、その音楽性を飛躍させた前作『ロンドン・コーリング』から始まった音の探求をさらに推し進め、レゲエ、ダブに大きく接近し、3枚組の大作となった4枚目。
21位 『Daydream Nation』Sonic Youth 1988年
80sソニック・ユースの集大成にしてアナログ2枚組の大作。代表曲「ティーンエイジ・ライオット」収録。