- 10位 ザ・キンクス「オール・オブ・ザ・ナイト」The Kinks “All Day And All Of The Night” 1964年
- 9位 ドクター・フィールグッド「シー・ダズ・イット・ライト」Dr. Feelgood “She Does It Right” 1975年
- 8位 TRICERATOPS 「Raspberry」1998年
- 7位 ヘルメット「イン・ザ・ミーンタイム」Helmet “In The Meantime” 1992年
- 6位 AC/DC「バック・イン・ブラック」AC/DC “Back In Black” 1980年
- 5位 デレク・アンド・ドミノス「レイラ」Derek and the Dominos “Layla” 1970年
- 4位 ドクター・フィールグッド「オール・スルー・ザ・シティ」Dr. Feelgood “All Through the City” 1975年
- 3位 Tレックス「20センチュリー・ボーイ」T.Rex “20th Century Boy” 1973年
- 2位 ザ・キンクス「ユー・リアリー・ガット・ミー」The Kinks “You Really Got Me” 1964年
- 1位 ヴァン・ヘイレン「ユー・リアリー・ガット・ミー」Van Halen “You Really Got Me” 1978年
- まとめ
10位 ザ・キンクス「オール・オブ・ザ・ナイト」The Kinks “All Day And All Of The Night” 1964年
- ギタリスト:デイヴ・ディヴィス
ロックンロールからロックへの移行というか、パンクの先駆けというかそういう歴史的に重要性のあるリフだと思います。
勿論フレーズ自体もクールですね。
本編のやらしい歌い方も最高です。
9位 ドクター・フィールグッド「シー・ダズ・イット・ライト」Dr. Feelgood “She Does It Right” 1975年
- ギタリスト:ウィルコ・ジョンソン
この曲が入ってないリフベストなんか信用できない。
ピック無し、手のみで繰り出される鋭利で小粋でガツンと盛り上がる最高のカッティングリフ。
ミッシェル・ガン・エレファントのファンは必聴ですね。
こんなに最高なリフなのにリフベスト100とかの企画では全然ランクインしない。
それが不満だったので今回このランキングをつくったというのも実はあったりします。
正当な評価を受けるべき名リフ、すばらしいギタリストだと思います。
8位 TRICERATOPS 「Raspberry」1998年
- ギタリスト:和田唱
曲が始まった瞬間にこの曲は違うぞという曲があり、それが素晴らしいリフで始まるこの曲です。
その秘密は周波数の違いもあるんですけど、堂々としつつも哀愁を感じさせるトーンとコード感にあるとおもいます。
佐野元春さんが絶賛したというデビュー曲。
7位 ヘルメット「イン・ザ・ミーンタイム」Helmet “In The Meantime” 1992年
- ギタリスト:ピーター・メンゲード、ペイジ・ハミルトン
0:24ぐらいから0:50まで。
激しい歪みとリズムの応酬が堪能出来るヘヴィなリフ。
特に後半の一定のリズムを刻み、バックのドラムとのズレを聴かせる展開はかっこよすぎてゾクゾクしますね。
この特集でも1番激しいリフではないでしょうか。
6位 AC/DC「バック・イン・ブラック」AC/DC “Back In Black” 1980年
- ギタリスト:アンガス・ヤング
吉野家の牛丼みたいな、ロックが生まれた瞬間に存在を運命づけられてたような、アメリカの楽器屋でトラクター運転してそうな髭面のオヤジがドヤ顔で弾いてそうなリフ。
それがこれ。
意外とリズム面で凝ってるリフでもあります。
最後の単音は裏拍から入って細かく刻みつつもチョーキングまじりで意外とむずいし。
二週目の6弦のフレーズもちゃんと空ピッキング入れないと正確にリズムを刻めないです(全部ダウンでも良いけど)。
日本人に限らず、他人が弾いてるのを一番聴いたリフかもしれないですね。
次点で「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」。
5位 デレク・アンド・ドミノス「レイラ」Derek and the Dominos “Layla” 1970年
- ギタリスト:エリック・クラプトン、デュアン・オールマン
リフとは曲の要約であり、曲を体現するものという事がよくわかる切実なリフ。
魂の叫び。この曲はエリック・クラプトンが親友であるジョージ・ハリソンの妻への秘めたる恋心を歌った曲で、してはならない、でもどうしようもない恋の悲痛さが如実に現れた感動的な一曲です。
4位 ドクター・フィールグッド「オール・スルー・ザ・シティ」Dr. Feelgood “All Through the City” 1975年
- ギタリスト:ウィルコ・ジョンソン
粋でハードで、どことなくユーモアもあって、無限に聴いてられる小気味良いカッティングリフ。
最高過ぎる。
聴いたその日からピックを捨てて手で弾きたくなる一曲ですね。
3位 Tレックス「20センチュリー・ボーイ」T.Rex “20th Century Boy” 1973年
- ギタリスト:マーク・ボラン
Eのコードをいい感じに歪ませてぶちかませばそれでロック。
黙ってこれでも食らえ感半端ない名リフ。
ギター初心者でも弾きやすく、手っ取り早くロックの快楽に溺れることが可能なギター小僧のための永遠の一曲。
2位 ザ・キンクス「ユー・リアリー・ガット・ミー」The Kinks “You Really Got Me” 1964年
- ギタリスト:デイヴ・デイヴィス
この曲のこのリフでロックンロールじゃなくてロックが始まり、ここからハードロック、パンク、メタル、グランジがはじまったとするのは大袈裟でしょうか。
今みたいにエフェクターなんてなかった時代、アンプをあえて破壊することで得られたその歪みは長らくロックが目指すべきトーンだったと思います。
1位 ヴァン・ヘイレン「ユー・リアリー・ガット・ミー」Van Halen “You Really Got Me” 1978年
- ギタリスト:エディ・ヴァン・ヘイレン
栄えある第一位はまさかの2位と同じ曲…。
自分でも1位と2位のあり方はまよいましたが、どちらかを削るのはできませんでした。
さて肝心のこのカバーバージョンのリフですが、キンクスの原曲を更にハードに、細かいリズムの刻みや、ブラッシングを加えることで更に高速化、凶悪化させた名リフの名演だと思います。
比べてみればその進化は一目瞭然ですよね。
このリフのアレンジだけでエディのセンスが窺い知れます。
もちろん歴史的重要度でいったらキンクスの原曲に軍配があがるのですが、リフだけ純粋に聴くとこっちのが凄いなと。
ただすべての楽曲にいえることですが、あくまでもリフだけの話です。
たとえば曲全体でいったら2位のほうが1位より好きです。
まとめ
ということで100曲紹介していきました。
ギタリストの方は是非全曲チェックして参考にしていただきたいですね。
もちろん「なんでこれはいってないの?」という曲も沢山あります。
ぱっと思いつくだけでも、ローリング・ストーンズ「サディスファクション」やクリーム「サンシャイン・ラブ」「クロスロード」、ディープ・パープル「バーン」などなど。
あとはメタル勢が少ないですね。
その代わり普通こういうランキングにはいってこないニュー・ウェーブ、パンクが多めに入ってきています。
また邦楽と洋楽を同列にあつかったランキングはなかなかないと思いますので、このランキングはその点おもしろいかと思います。
もしこのランキングに不満がある、他のもみたいというかたは是非、Guitar Riff Best 100などで検索してみてください。
そして参考までにリンク張っておきます。全部英語です。すいません…。