今回はクリスマスソングの名曲を紹介していきたいと思います。
なるべく古今東西の名作といわれる曲で、ずっと聴き続けられるようなものをリストアップしていきたいと思います。
また、クリスマスのスタンダードといわれるような曲は沢山のバージョンがあったりしますが、その中でも決定的といえるようなものを選んで、長く楽しめるリストにしていきたいと思っています。
「ワンダフル・クリスマスタイム」(Wonderful Christmastime)ポール・マッカートニー(Paul McCartney)1979年
シンセサウンドをフィーチャーしたシンプルなテクノ・ポップ調のクリスマスソング。
1979年と、昔の曲ですけど、ここ2,3年結構街でもよくクリスマスシーズンに耳にするようになった曲ですね。
Aメロとサビを繰り返すだけの単純な構成なんですけど、シンプルで主張が激しすぎない曲ですし、アレンジもドリーミーな心地よさがあるので、BGMとして繰り返し耳にするには丁度いい具合なんですよね。
そのような理由もあって雰囲気づくりとしては非常に重宝されている定番の一曲になっています。
「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」(Happy Xmas (War Is Over))ジョン・レノン&オノ・ヨーコ(John Lennon & Yoko Ono)1971年
ポールと同じく、ジョン・レノンもクリスマスソングを出してまして、知名度としてはこちらの方が有名だと思います。
6/8拍子でゆったりと続く曲ですが、反戦のメッセージ、平和への願いが込められたプロテストソングでもあります。
プロデューサーのフィル・スペクターによる、いわゆるウォール・オブ・サウンドという分厚い音の壁とドリーミーな音像がクリスマスムードにあっていますね。
「そりすべり」ロネッツ “Sleigh Ride” The Ronettes
そのフィル・スペクターが手掛けてきたミュージシャンを集めて作ったクリスマスアルバムの名盤が『クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター』 (A Christmas Gift for You from Phil Spector)です。
なかでも女性コーラスグループのロネッツがカバーしたクリスマスソングの定番曲「そりすべり」は多幸感あふれる名演で聴くだけでウキウキしてきますね。
「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー “All I Want for Christmas Is You” Mariah Carey
多幸感あふれるクリスマスソングといえばこの曲をあげないわけにはいきません。
マライア・キャリーが1994年に発表した「恋人たちのクリスマス」は、「クリスマスにはプレゼントなんていらない、あなたさえいれば」という恋愛の一番楽しい瞬間を切り取ったようなウキウキするようなラブソングで大ヒットしました。
「ラスト・クリスマス」ワム! “Last Christmas” Wham!
とはいえクリスマスソングも明るいものばかりではありません。
むしろ有名な定番の名曲にも実は歌詞がくらいものも沢山あります。
ワム!の「ラスト・クリスマス」は、これが流れない年はないというぐらいの定番クリスマスソングですが、そのタイトルが示唆するように、去年のクリスマスの翌日に自分を捨てていった恋人への未練を歌うラブソングです。