今回は夏に聴きたい曲の洋楽編をお送りしたいとおもいます。
以前に夏に聴きたい曲ベスト10【邦楽】をお送りしましたが、今回はその姉妹編となる洋楽編をお送りします。
- 1. ブライアン・アダムス「思い出のサマー」Bryan Adams “Summer of ‘69”
- 2. ドン・ヘンリー「ボーイズ・オブ・サマー」Don Henley “The boys of Summer”
- 3. ハスカー・デュー「セルブレイテッド・サマー」Hüsker Dü “Celebrated Summer”
- 4. ラナ・デル・レイ「ドゥーイン・タイム」Lana Del Rey “Doin’ Time”
- 5. ジャニス・ジョップリン「サマータイム」Janis Joplin “Summertime”
- 6. フェニックス「サマー・デイズ」Phoenix “Summer Days”
- まとめ 日本の夏に似合う洋楽サマーチューンは意外と少ない?
1. ブライアン・アダムス「思い出のサマー」Bryan Adams “Summer of ‘69”
誰しも自分にとって「あの夏」と言えるような印象的な夏があるのではないでしょうか。
そんな「あの夏」を切り取ったのがカナダのロックシンガー、ブライアン・アダムスの代表曲、「思い出のサマー」(Bryan Adams “Summer of ‘69″)。
恋人との思い出、友達とバンドの思い出など、1969年の夏が人生で一番輝いていた、と回想する曲です。
ブライアンアダムスは1959年生まれで、1969年には10歳ですから、実際にこの年にブライアンが同じような青春を送ったわけではなさそうです。
共作者のジム・ヴァランスはブライアンより歳上ですので、もしかしたら彼の青春だったのかもしれません。
1969年はロックにとって特筆すべき年であったことは間違いないでしょう。
The Rolling Stones / Let It Bleed、King Crimson / In The Court Of The Crimson King、The Beatles / Abbey Road。
数々の名盤が発表された年ですし、かの有名なロックフェスティバル、ウッドストックがあった年でもあります。
そんなロックを象徴する年という意味でも69年が選ばれたのかもしれませんね。
この曲は1984年に発表され、全世界で1200万枚以上を売り上げた名盤『レックレス』に収録されています。
2. ドン・ヘンリー「ボーイズ・オブ・サマー」Don Henley “The boys of Summer”
そして同じく二度と戻らない「あの夏」を歌ったのはドン・ヘンリーの「ボーイズ・オブ・サマー」(Don Henley “The boys of Summer”)。
ドン・ヘンリーは、イーグルスのドラマー兼ボーカリストでした。
この曲も奇しくも先程の「サマー・オブ・69」と同じで1984年に発表されたヒット曲です。
夏曲といえば賑やかなイメージの曲が多そうですが、「ボーイズ・オブ・サマー」は
Nobody on the road
Nobody on the beach誰も道にはいない
誰もビーチにいない
と、始まり、その後も物悲しく人気のない描写が続きます。
そんな中で主人公は昔別れた恋人を思い出し、彼女と過ごした夏のある一瞬を感傷的に振り返る。
その一瞬のイメージが強烈に目に焼き付いたまま、彼は彼女を忘れられないでいるのです。
この曲はパンクバンド、アタリスのカバーでも有名です。
3. ハスカー・デュー「セルブレイテッド・サマー」Hüsker Dü “Celebrated Summer”
ナンバーガールに影響を与えたハードコアパンクバンド。
独特の暑苦しさと爽やかさが共存する世界がナンバーガールにも引き継がれていますね。
歪みきったギターに急性なドラムビートがからむ、疾走感というよりは焦燥感があふれるナンバー。
「愛と憎悪が空気中にあった、まるで花粉みたいに」という印象的なフレーズで始まります。
そして「それがお前の祝福された夏だったのか」とサビで畳み掛けてきます。
歌詞の中に4月が出てきたり、最後は「最初に雪が降ってきた時のこと覚えてる?」とか聞いて見たりなかなか解釈をしようとしても一筋縄では行かない歌詞。
この曲は名盤3rdアルバム『ニュー・ディ・ライジング』New Day Rising (1985)に収録されています。
4. ラナ・デル・レイ「ドゥーイン・タイム」Lana Del Rey “Doin’ Time”
元気でハッピーなのが夏ではないですよね。
実際暑さは年々きつくなってますし、だるさと憂鬱さもあったりします。
ラナ・デル・レイの「ドゥーイン・タイム」はまさにそんな曲で、夏の気だるさと破滅的な人間関係が歌い込まれた妖艶なナンバーです。
ラナ・デル・レイには実はSummer Time Sadnessという夏曲もありますが、Doin’ Timeの方が僕は好きです。
まさに夏の気だるさが現れていて日本の夏にもよく合うと思うんですよね。
もともとはサブライムという米国のバンドの曲で、
この曲は名カバーというのにふさわしいのですが、PVもいいんですよね。
特に後半あっという展開が待っていますので是非是非チェックしてみてください。
5. ジャニス・ジョップリン「サマータイム」Janis Joplin “Summertime”
気だるい曲で、夏の曲といったらこの曲を思い浮かべたかたも多いのではないでしょうか。
もともとはジャズとかでも頻繁に取り上げられるスタンダードソングだったんですけど、ロックファンの間ではジャニスの歌唱が1番有名でしょうね。
切なくてけだるいギターのイントロとジャニスのエモーショナルでかすれた歌声の熱唱がいいですね。
6. フェニックス「サマー・デイズ」Phoenix “Summer Days”
フランスのバンド、フェニックスのデビュー作からの一曲。フランス語ではなく英語で歌ってます。
さわやかな夏の午後のひと時といった感じの曲ですね。
フランスの夏って日本より乾燥してそうですから、こういうさわやかな夏ソングが生まれるのでしょう。
まとめ 日本の夏に似合う洋楽サマーチューンは意外と少ない?
という事で駆け足で紹介してきましたがどうだったでしょうか。
もちろん洋楽にもサマーチューンっていっぱいあるんですけど、意外と日本の夏にフィットする曲は少なくて、選曲に苦労しましたね。
というわけで日本の夏には日本の夏ソングがオススメですので是非こちらの記事もチェックしてみてください。